当分野のビジョン
私たちの看護管理学/看護体系・機能学分野では、常に変化する社会の中で、すべての人々の健康を支援することを目指しています。医療・看護の質評価や政策評価に取り組むとともに、社会・組織として現場で働く看護職への支援を含むより良い医療看護システム・環境を整えることで、看護の力を最大限に引き出すことを目指しています。
医療技術の高度化や療養者を取り巻く環境の多様化に伴い、看護の対象となる人々が必要とする支援や、看護職が求める支援も変化しています。その変化を捉え、現場のニーズに応えるために最適なアプローチを常に考え、研究に取り組んでいます。
私たちは、自分たちの学問領域を「看護の力をより効果的に人々に届け、社会に活かす方法を探求する学問」であり、「看護の視点や価値観を組織活動に活かすことを追究する学問」だと定義しています。
看護の受け手、看護職およびその他の医療従事者、組織、社会—そのすべてとその未来に幸福(well-being)をもたらすことを目指して、人や組織が潜在的にもつ力を最大限に引き出す仕組みや方法を明らかにすることに取り組んでいます。また、私たちの研究は、看護の質を高めるだけでなく、社会全体の健康を向上させるための実践的な知見を提供することを目指します。 質的研究や量的研究などさまざまなアプローチで複雑な現象をひとつひとつ解明し、新しい研究方法を活用しながら研究を進めています。